●My heart●
信じていればいつか報われますか?
真っ暗闇の世界を僕は歩いていた。君を求めて歩き続けていた。
『ねぇ?君はどこにいるの?』
応えは返っては来ない。
ただただ何もない暗闇の世界。僕の声だけが響いていた。
それでも僕は歩き続けた。君に会いたい。その想いが僕を動かせた。
しかし、何も変わらない景色。孤独に心を奪われそうになる。
『どうせ報われない。諦めてしまえ。』
『忘れてしまえば楽になれる。』
どこからか声が聞こえ、僕に投げ掛けた。何度も何度も僕の心に囁き掛けた。
『誰!?誰かいるの!?』
『どうしてそんな事言うの?』
僕は驚いた。そして、必死で声の聞こえる方へ走った。
『ねぇ応えて!』
けれど、いつまで経ってもその声には近付けなかった。
そして、また囁いた。
『君は何故進もうとする?』
『叶わない事を知っているだろう?』
その言葉が刃となり、僕の胸にささった。
そして、僕は立ち止まってしまった。
少しの沈黙の時間が流れ、僕の頬には何かが流れていた。
『…知っ…てるよ…。』
『知ってる。』
手を強く握り締めた。
『だけど、僕が諦めたらそこで終わっちゃうの…』
『報われない事わかっていても…』
『…諦めたくない』
『もしかしたら…いつか…いつかきっと…』
『そう信じ続けなきゃ…寂しいじゃない…』
泣きながら叫んだ。
そして、気付く。僕は弱い心に負けそうになっていたんだ。
僕は大声で心に叫び続けた。
信じていればいつか報われますか?
そう誰かが言った。
…そんなのわかんないよ
だけど、
僕は…
報われなくても諦めたくない
いつかきっと君に出逢える
いつも想っているよ
僕は信じ続ける
そして、僕は前へ歩み始めた。
-END-
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